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2019/08/23

手術記念日

10年前あたりから後の当ブログ記事を読み返していて、8月22日に手術したのか、今日じゃん!と気づいたのが昨日の朝。

手術から7周年だった。

結局、記録をほとんどつけなかったので、手術日も8月の20日すぎ、くらいにしか覚えていなかった。

術後の再発防止の治療のうち、ホルモン療法は、最初の2年はリュープリンというお高い注射を3か月に一度おなかに刺されて、閉経状態にされていたので、治療中という意識があったが、その後の3年は飲み薬のみで大きな副作用もなく、職場をかわった後は、治療中であることを誰かに気づかれることもなかった。

サブタイプはルミナルAだったと思われ、ホルモン療法のみで、いわゆる抗がん剤の治療は一切行っていない。

ホルモン療法でも、更年期障害の症状に苦しむ人もいるのだが、私は関節がちょっと痛いかなーくらいで、大きな問題もなく過ごせていた。

そのため、

がんの治療=抗がん剤で脱毛したり吐き気で大変

のイメージとは程遠い、ふつうの健康な人間として暮らしており、「私はがんサバイバーです!」と主張できるような気がしない。

もちろん部分切除で手術した側の胸はボリュームが対側の3分の2くらいで大きく変形しており、大浴場のようなところに行くのはけっこう気が引ける。いわゆるおしゃれ系の水着も着られない。まあ水着はそれ以前に体形の問題がありすぎてそもそも無理だけど。

それで誰か(治療がもっと大変だった人)からマウント取られたというわけでもないのだが、がん患者だったけど全然大変じゃなかったなー、あまり声高に主張するのもなーという遠慮がどこかに存在している。

今、仕事でエンジニアとしてまったく評価されてなくて完全に自信を失っている影響かもしれない。

治療がある程度落ち着いた、3年くらい経った後か、

「働きながら治療がんばったのに、大変だったね、とか誰にも言われてない」

と気づいて、悲しくなったことがあった。

世間でのイメージほど深刻じゃなかったけど、治療は何年も続くし、検査のたびに再発してないかと不安になるし、お金はかかるし、やっぱり負担はあるのだよ。でも身内以外の周囲はまったくそれを知らず、気づかない。

治療の負担や不安を抱えながら、ふつうの健康な人として暮らすがんサバイバーのなんと多いことか(チコちゃんに叱られる風)。

こういう気持ちを共有する(元)患者グループがいくつもあるのも、よくわかる。

5年で内服薬も終了して、今は治療は何もしていないが、

自分、治療がんばったよね。

と自分をねぎらい、称えようと思った、手術記念日。忘れてたけど。

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